各地の総合病院にある看護専門外来には、乳幼児から高齢者まで幅広い年代の患者さんが訪れており、様々な診療科目のスキルや経験を持つ看護師が配置されています。

看護専門外来の診療方針や診療科目は医療機関ごとに違いがありますが、様々な疾患の専門的な治療が行われている病院で看護に携わることで、仕事を通じて看護のスキルを習得できます。また、患者さんの数が多い医療機関を職場に選ぶ場合には、気力や体力などの面で大変なことがありますが、色々な疾患を抱える患者さんのケアのポイントをしっかりと押さえれるというメリットがあります。

看護専門外来の看護師の教育に熱心な病院の中には、若年の看護師のキャリアアップのために医療機器の使い方や最新の医療事情について研修をしたり、外部の医療機関や研修施設で開かれている勉強会への参加を奨励したりするところが多くあります。看護専門外来で働きながら、順調に医療業界でキャリアアップを目指したい人は、認定看護師や専門看護師の有資格者の数が多い職場で経験を積むことが重要です。

例えば、年齢や性別にかかわらず看護師の資格取得のサポートを行っている病院は、上昇志向の強い求職者の間で関心が集まっています。なお、看護専門外来は、一般病棟のような夜勤や早番などの変則的な勤務がないところや、土日祝日に休みが取りやすいところも多くあり、育児やプライベートの時間を充実させたい看護師の間で理想的な勤務先として注目が集まっています。